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モハメドアリの名言【セレクト版】 [格闘技 モハメド・アリ]

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先日に引き続きモハメドアリの記事をかきたいと思います。

モハメド・アリ【キンシャサの軌跡】


モハメドアリは数多くの名試合を行っていますが、その中でも最も有名な試合は1974年10月に行われたジョージ・フォアマンとのタイトルマッチではないでしょうか。

モハメドアリ-Rumble in the Jungle.jpg

このタイトルマッチは後に「キンシャサの軌跡」(Rumble in the Jungle)として語り継がれています。
※キンシャサとはザイール共和国(現在のコンゴ民主共和国)の首都キンシャサのこと。※キンシャサでタイトルマッチが行われたために「キンシャサの軌跡」と呼ばれています。

ジョージ・フォアマンは1971年に徴兵を拒否し4年近いブランクを抱えるモハメド・アリを倒したジョー・フレージャーをKOで倒し最強のハードパンチャーと呼ばれるようになった人物です。

当時モハメドアリは4年近いブランクとジョー・フレージャーに初黒星を付けられたことなどで全盛期は過ぎたと世間では言われていました。
下馬評でもモハメドアリが圧倒的に不利、ジョージ・フォアマンの圧勝とみられていましたが、見事その下馬評を覆しWBA・WBC世界統一ヘビー級王座に返り咲きました。

試合内容は8ラウンドまでアリはロープ際で相手のパンチをひたすらブロックとスウェー、ダッキングでかわし相手の打ち疲れを狙うという『ロープ・ア・ドープ』(rope a dope)という作戦で耐え抜き、8ラウンド終了間際にワンツーの速攻でKOまで導きました。

ただ、この『ロープ・ア・ドープ』の戦法は後のアリの試合でも多用したため、アリ自身のパンチの被弾が増え、引退後に発症するパーキンソン病の遠因ではないかとする説があります。

⇒ パーキンソン病につての記事

この「キンシャサの軌跡」は2001年に公開された映画「ALI アリ」でもクライマックス・シーンとして描かれています。

またこの試合の一ヶ月後に行われたロンドンでの記者会見でもアリの興奮は冷めず40分間以上もの間、ノンストップで喋り続けたという逸話まであります。
この記者会見ではアリのスタッフが喋り過ぎで喉を枯らすのではないかと止めに入ったのを押しのけて喋り続けたそうです。



モハメドアリの名言


またモハメドアリは試合だけではなく「口でも戦う男」としても有名で数々の名言を残しています。

モハメド・アリ-名言セレクト.jpg

このアリの名言の中から自分も感化された言葉をセレクトしてシェアできたらと思います。

「不可能」とは、自らの力で世界を切り拓くことを放棄した臆病者の言葉だ。
「不可能」とは、現状に甘んじるための言い訳にすぎない。
「不可能」とは、事実ですらなく単なる先入観だ。
「不可能」とは、誰かに決めつけられることではない。
「不可能」とは、可能性だ。「不可能」とは、通過点だ。
「不可能」なんて、ありえない

リスクを取る勇気がなければ、何も達成することがない人生になる。

私ほど偉大になると、謙虚になることは難しい。

私が心から恐れるのは神の法だけだ。

人が作った法はどうでもいいと言うつもりはないが、私は神の法に従う。
何の罪も恨みもないべトコンに、銃を向ける理由は私にはない。

いかなる理由があろうとも、殺人に加担することはできない。
アラーの教えに背くわけにはいかない。

友情は、この世で最も説明しづらいものだ。 それは学校で教えてくれるものじゃない。
でもその意味を知らなければ、実際何ひとつ知らないのと同じだ。

50歳になった時、20歳の時と同じように世界を見ている人間は、人生の30年を無駄にしたということだ。

俺はトレーニングが大嫌いだった。
でも、自分にこう言い聞かせたんだ。
「絶対に諦めるなと、今は耐えて、そして残りの人生をチャンピオンとして生きろ」

私は蝶のように舞い、蜂のように刺す。 奴には私の姿は見えない。
見えない相手を打てるわけが無いだろう。

想像力のない物は翼は持てない。

人は世界一のゴミ収集人になれる。
世界一のモデルにだってなれる。
たとえ何をやろうと、それが世界一なら何も問題はない。

草は茂り、鳥は空を飛び、波は砂を洗う。それと同じように、俺は人を殴る。ボクシングは俺に課された自然の役割さ

打ち負かされるのがどういうことか、というのを知っている人間だけが、ドン底の状態からわずかながらも相手より強い力をつけて這い上がり、僅差の勝負を勝利に導くことができる」


「想像力のない物は翼は持てない」の名言は現在アップル『Apple』の公式HPのトップページでもモハメドアリの画像とともに使われていますね。

アップル公式HPトップページ ※2016年6月現在

また「人が作った法はどうでもいいと言うつもりはないが、私は神の法に従う。何の罪も恨みもないべトコンに、銃を向ける理由は私にはない。」と「いかなる理由があろうとも、殺人に加担することはできない。アラーの教えに背くわけにはいかない。」はベトナム戦争時に徴兵拒否した時のセリフとして有名です。
こういった名言からもイスラム教徒として信仰の厚かった人物としての一面も伺うことができます。


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モハメドアリへの追悼の広がり


また6月3日のモハメドアリの死去から各界の著名人からの追悼の言葉がTwitterでたくさん寄せられています。

ライオネル・リッチー(シンガーソングライター)
あなたはいつも僕のヒーローだった。


ティム・クック(AppleのCEO)
“リスクを取る勇気が無い者は、人生において何も達成することが出来ない” ご冥福をお祈りします。


ルイス・ハミルトン(F1ドライバー)
私の思いと祈りは、あなたやご家族とともにいます。


マイク・タイソン(プロボクサー)
神がチャンピオンを迎えに来た。さようなら、偉大な人


マニー・パッキャオ(プロボクサー)
われわれはきょう、偉大な人を失った。あなたはいつまでも史上最高であり続けるだろう


デーヴィッド・キャメロン(イギリス首相)
アリ氏はリング上におけるチャンピオンだっただけでなく公民権におけるチャンピオンでもあった。あまりに多くの人々の模範となった人だ


ドナルド・トランプ(共和党議員)
真の王者で、素晴らしい男だった。世界中が悲しんでいる


またアメリカのオバマ大統領は6月4日にミシェル夫人と共にホワイトハウスから公式の声明を発表しました。
モハメドアリ-オバマ.jpg
「世界中の人々と同じように、ミシェルと私はアリ氏の死を嘆いている。しかし、たとえ少しの間でも彼を知ることができ、最も偉大な者と同じ時代を生きたことを幸運に思い、神に感謝している」
と追悼のコメントを示したうえで
「アリ氏はリングの上で戦うだけでなく、人々の権利のためにも戦ってきた。キング牧師や南アフリカのマンデラ元大統領などと共に立ちあがった。彼の戦いは困難で、周囲からは敵視され刑務所に送られそうにもなったが、彼が勝ちとったものこそが、まさにいまのアメリカを示すものとなっている」
と公民運動におけるモハメドアリの貢献を称えていました。

Twitterではアリのノックアウトをした写真とオバマ大統領自身の写真を公開し
「彼は世界を揺さぶり、よりよいものにした。チャンピオンよ、安らかに眠れ」とコメントしています。




R.I.P. MuhammadAli






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